旅行の思い出 島根編 17話

はじめに

漫画の間に各所の説明を詳しく書いていますので気になる方は読んでくださると嬉しいです

余談の更にあとにて出雲大社全体図を載せてますので

そちらもご一緒に見ていただけるとわかりやすいと思います

東十九舎と西十九舎

出雲大社の十九舎は境内の東西にそれぞれ十九舎があります

境内の西側が西十九舎

境内の東側が東十九舎 と言われています

また東西の十九舎ではそれぞれ19枚の扉があります

普段この扉は閉じられています

そして名前の由来は…

この19枚の扉の舎であることから「十九舎」という名前になったと言われています

建材にはモミの木が多く使用されています

出雲大社境内においてモミの木の建材を使用しているのは東西の十九舎二棟しかないそうです

出雲大社が宿舎の理由

旧暦の10月になると全国から八百万の神々が出雲地方に集まります

そのことにより旧暦の10月のことを全国一般的には

「神無月」と呼ばれていますが…

出雲地方だけは

「神在月(かみあるづき)」と呼ばれています

神在祭

旧暦の10月10日は稲佐の浜にて「神迎え神事」、翌日からの1週間はいずもたいしゃにて様々な神事が執り行われます

そしてこの八百万の神々が出雲大社に集まる一週間を

「神在祭」と言われています

この神在祭の期間は出雲大社の十九舎は八百万の神々の宿舎として全国の神様がお泊りになられています

そしてこの神在祭期間の一週間のみ19枚の扉が開かれています

出雲大社の十九舎は普段は何しているの?と思いますよね

普段は19枚の扉が閉められています

そしてそこは八百万の神への遙拝所となっており遠く離れたところから全国の神々に参拝をします

遙拝所とは…遠く離れたところから全国の神々に参拝をし、ご利益を授けていただける場所となっています

そして現在の十九舎は1809年に建てられ歴史ある出雲大社の末社になっています

釜社(かまのやしろ)

御祭神…宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)

保食神(うけもちのかみ)とも呼ばれており食物全般にわたっての主宰神です

出雲大社の摂社になります

縁結びの神様として知られる大国主大神の親神を祀る

地元では子授けや安産の神様としても信仰されています

御向社(みむかいのやしろ)

御祭神…須勢理比売命(すせりひめのみこと)

国づくりの大業を輔けられるという大きな功績をたてられ、大国主大神との仲は睦まじく美しい婦徳の鑑となられた女神です

出雲大社の摂社になります

こちらも縁結びのご利益があると言われています

天前社(あまさきのやしろ)

御祭神…キサ(漢字は虫へんに甘いと書く)貝比売命(きさがいひめのみこと)

    蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)

大国主大神が手間山で難に遭われたあと大神の火傷の治療と看護に尽くされた女神たちです

こちらの御向社と天前社とあとで出てくる筑紫社の三つお社を合わせて別名…脇宮三社と呼ばれています

余談

神無月と神在月については昔から知っていたのですが出雲大社のこの十九舎に集まるとは知りませんでした!

出雲大社はとてつもないパワーがあるのは知っていましたが全国の八百万の神々が集まるのならなおさら凄い場所なんだなと実感しました

今まで何度か出雲大社には訪れていますが神在祭の期間中には訪れたことがなく扉が開いているのを見たことがないためいつかは見に行きたいですね

きっとこれまで以上にパワーを貰えそうで今からワクワクしています!

↑出雲大社マップ

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